【妖怪】子泣き爺はゲゲゲの鬼太郎では強い?その能力と名前の由来について解説
「ゲゲゲの鬼太郎」で鬼太郎をサポートする妖怪として「子泣き爺(こなきじじい)」がいます。
子泣き爺は徳島県に伝承を残す妖怪で、その正体は謎です。
子泣き爺の名前の由来も、別の伝承から派生したものと言われています。
そこで今回は、子泣き爺の伝承と名前の由来、そしてゲゲゲの鬼太郎での子泣き爺について詳しく解説していきたいと思います。
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目次
妖怪「子泣き爺」とは?
出典:ピクシブ百科事典
子泣き爺(こなきじじい)は徳島県に伝承が残っている妖怪で、児啼爺と表記されることがあります。
特徴としては、老人の姿をしているが、夜の道で赤ん坊のような声をあげるというのが一般的です。
子泣き爺の伝承について
徳島県で子泣き爺の伝承はあるのですが、その内容とは何でしょうか。
子泣き爺は夜道を歩いていると赤ん坊のような産声をあげ、その者の気を惹き付けさせると言われています。
そして、その者がその赤ん坊を抱き上げると離れなくなり、どんどんその赤ん坊の体重が重くなっていき、最終的には命を奪ってしまうとされています。
子泣き爺の名前の由来とは?
子泣き爺という妖怪は「ゲゲゲの鬼太郎」を中心にその名は知られていますが、この名前の由来はどこから来たものでしょうか。
もちろん先ほどの伝承でも語っているように、
「赤ん坊のような産声で泣く老人」
というのは間違いないと思います。
しかし実は子泣き爺というのは、別の伝承から間違って伝わったことで、この妖怪の話が作られたと言われているのです。
どういうことかというと、もともと徳島県では
- 山の中で不気味な産声で泣く妖怪
- 人間が抱き抱えることで体重が重くなっていって離れなくなる妖怪
という伝承があります。
そして更に、実際に夜になった際にこの妖怪の真似をして奇怪な声を出しながら徘徊していた老人が居たため、これらの要素が組合わさり「子泣き爺」という妖怪が生まれたとのことです。
これは徳島県の郷土史家である多喜田昌裕氏が独自に調べた結果判明したもので、言ってしまえば
「子泣き爺といえ妖怪自体は存在しない」
ということを決定づけたということです。
このことから、子泣き爺は上記の伝承が元となり、更に実際の老人が妖怪の真似をしたことで勘違いで生まれてしまったというのが真相になるようです。
ゲゲゲの鬼太郎での子泣き爺とはどんな妖怪?
「ゲゲゲの鬼太郎」では、鬼太郎のファミリーとして登場する子泣き爺。
こちらの場合、子泣き爺は印象として同じファミリーである砂かけババアとの掛け合いが多く感じられます。
実際問題、
- 子泣き爺と砂かけババアは結婚している
- 子泣き爺と砂かけババアは古くからの腐れ縁
といった描かれ方があるので、どちらも可能性としてあります。ただ、作者である水木しげる氏がこの件に関して明確なことは答えられていないので、真相は謎。
ちなみに子泣き爺は年齢としては3000歳~3200歳と、経験豊富で且つ妖怪に関してもかなり詳しいです。
子泣き爺は全体的な見方をすると、
- 無類の酒好きで酒壺に入れて持ち歩く
- 若い女性に弱く、女性に変化している妖怪を見抜けないことが多い
- 意外と油断しやすい傾向がある
となっており、普通に見ると全く頼りにならない味方だと感じてしまいます。
子泣き爺の妖怪としての能力
子泣き爺は先ほど姿を見る限り頼りにならないと思ってしまいますが、いざ戦闘になるととんでもない実力を発揮します。
特に子泣き爺は「西洋妖怪キラー」と呼ばれており、西洋妖怪が相手の場合は無敵。
それ以外にも、
- トラックの上に軽々飛び乗る跳躍力
- 重量増加と石化を駆使した技(伝承を反映させている?)
- 砂かけババアの砂を使用した連携技
- 強力な頭突き
- 再生能力
- 変身
といったように、石化、連携、自身の身体を使った攻撃、そして妖怪だからこそできる技などを使用できることから、オールマイティーに対応できる能力を持っています。
さすが、鬼太郎を援護する重要な役割を持っている妖怪と言えるでしょう。
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実写版の子泣き爺ってどんな感じ?
ゲゲゲの鬼太郎は実写映画化している作品があり、それは、
- 「ゲゲゲの鬼太郎」
- 「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」
になります。子泣き爺を担当したのは間寛平氏で、子泣き爺のキャストに間寛平氏を選んだ理由は、鬼太郎にウエンツ瑛士、猫娘に田中麗奈といった若い俳優を使っている関係で年齢差が分かるようにしたためとのことです。
実写映画の中での子泣き爺は、原作やアニメと同様に石化、重量増加、そして杖を使った物理攻撃で妖怪に対抗。
一作目に関しては、輪入道と呼ばれる妖怪が親友という設定になっていました。
キャストで間寛平氏が務めていますが、違和感も少なく役柄としては合っていると自分は感じました。
まとめ:子泣き爺は間違いで生まれた妖怪説が有力
今回は妖怪「子泣き爺」について記事を書いてきました。
子泣き爺は徳島県の伝承に登場する妖怪で、夜道に赤ん坊のような泣き声を出し、聞いた人間を惹きつけさせて自身の重量を重くすることでその人間を殺してしまうとされています。
しかし、この子泣き爺は徳島県に伝わる別の伝承から間違って生まれた妖怪で、真相としては、
「子泣き爺自体は実在しない」
と徳島県の郷土史家である多喜田昌裕氏が言及しています。
また、ゲゲゲの鬼太郎では鬼太郎ファミリーとして活躍しており、実力も性格や言動に似合わない能力を発揮していました。
今後、ゲゲゲの鬼太郎の新シリーズが始まった時は、子泣き爺の更なる活躍に注目していきたいと思います。
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