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鎌鼬(かまいたち)とはどんな妖怪?3匹で役割がある?鬼太郎での登場の仕方は?

妖怪のかまいたちのイラスト画像

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普段自分たちが生活をしている時、特に怪我した覚えが無いのにいつの間にか腕や脚に切り傷のようなものが付いていることがあります。

 

こういった切り傷を「かまいたち」と呼ばれたりしますが、実は昔の人たちはこれを

 

妖怪である鎌鼬(かまいたち)の仕業ではないか

 

としていたことがあります。鎌鼬は姿が見えないほどのスピードで切り付けてくるので、妖怪とされているのです。

 

そこで今回は、この鎌鼬がどのような妖怪であり、特徴として何があるのかについて徹底解説します。

 

また「ゲゲゲの鬼太郎」を中心としたアニメに多く登場しているので、アニメでの鎌鼬の扱い方に関しても語っていきたいと思います。

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【邦画】妖怪が出てくる実写映画おすすめ13選【最新作〜昔の作品】

妖怪・鎌鼬とは?

かまいたちの肖像画

出典:Wikipedia

鎌鼬(かまいたち)とは、両腕に鎌を持ったイタチの妖怪なのですが、その姿を見た人間はいないと言われています。

 

そういうこともあり、一応妖怪として扱われてはいますが、風が起こす怪異とする場合もあるということで、ここに関してはっきりしたことは分かっていません。

 

つむじ風に乗って現れてターゲットにバレないように傷を付けると言われており、傷を付けられた者は痛みを感じないので、

 

家に帰ってきたらいつの間にか血だらけになっている

 

ということがザラにあるそうです。

妖怪・鎌鼬の名前の由来

鳥山石燕のかまいたちの肖像画

出典:Wikipedia

鎌鼬の名前の由来はその姿からとられていると思われますが、もともとは「構え太刀(かまえたち)」が訛ったものだという話もあります。

 

江戸時代の浮世絵師である鳥山石燕が「画図百鬼夜行」の中で、鎌鼬を鎌を持ったイタチの妖怪として描いていることから、既に江戸時代においては鎌鼬を妖怪といった形で浸透していたのかもしれません。

妖怪・鎌鼬は3匹で役割を持って襲い掛かってくる?

3匹のかまいたちのイラスト画像

鎌鼬は1匹で人間に襲い掛かってきて切り傷を付けると思われがちですが、実際のところは「3匹」おり、それぞれが別々の役割を持っていると言われています。

 

その役割とは、

  • 1匹目人間を槌、またはロープで転ばせる
  • 2匹目人間の手足に斬りつける
  • 3匹目切って出来た傷に対して薬を塗る

このようにして「かまいたち現象」を起こさせると言われています。傷が出来ても全く痛みを感じずにいられるのは、3匹目が傷に対してよだれという名の薬を塗っているため、ということだそうです。

 

ただ、実際に3匹も居て、尚且つ相手にバレないようにしようと思ったらマッハレベルのスピードが無ければ成立しません。

 

なので、恐らく妖怪としての特徴を成立させるための作り話である可能性は高いと思われます。

その他の主な妖怪・鎌鼬の伝承について

かまいたちのイラスト画像

鎌鼬は3匹で行動しているという説を紹介しましたが、もちろん他にも別の伝承として語られているものがいくつかあります。

  • 妖怪・鎌鼬を悪神の仕業とした説
  • 妖怪・鎌鼬は生き血を吸う飯綱という説
  • 妖怪・鎌鼬を野鎌とした説

の3つの説について軽く紹介していきたいと思います。

妖怪・鎌鼬を悪神の仕業とした説

信越地方においての鎌鼬は、3つの悪神の仕業であるという伝承があります。

 

信越地方では、鎌鼬は越後七不思議の一つに数えられており、そのなかで3つの悪神が共に行動をし、

  • 1人目の神が人間を転倒させる
  • 2人目の神が刃物で人間を切り付ける
  • 3人目の神が薬を付ける

といった具合に、先ほどの3匹の鎌鼬の連携プレイと同じようなことをしてくるとしています。

 

この悪神たちが傷を付けてくる条件は、暦(こよみ:現代でいうところのカレンダー)を踏んでしまうことであると言われています。

 

なので、この言い伝えを信じてきた人たちは、カレンダーを間違えて踏まないように気を付けていたんだとか。

妖怪・鎌鼬は生き血を吸う飯綱という説

愛知県東部のところでは、鎌鼬を飯綱(イズナ: 狐の一種)とする伝承があります。

 

昔に飯綱使いが居たのですが、その弟子に対して飯綱使いが飯綱の封印の仕方を教えなかったらしく、その飯綱が逃げ出して生きている人間の血を吸うために襲ったのだそう。

 

そしてかまいたちで血が出なかったのは、その飯綱が血を吸ったためと言われているとのことです。

妖怪・鎌鼬を野鎌とした説

高知県や徳島県では、野鎌(のがま)と呼ばれる妖怪がおり、これは葬式や墓場にて使われた鎌を長らく放置しているとその鎌が妖怪になってしまうと言われています。

 

そのため、この地方では鎌鼬に切られることを

 

野鎌に切られる

 

と言うそうです。仮に妖怪となってしまった野鎌に遭遇した際は

 

仏の左の下のおみあしの下の、くろたけの刈り株なり、痛うはなかれ、はやくろうたが、生え来さる

 

という呪文を唱えることで、襲われるのを防ぐんだそうです。

妖怪・鎌鼬の正体って何?

悩んでいる女性の写真

鎌鼬は三匹で一つとも言われれば、地域によっては

  • 悪神3人
  • 生き血を吸う飯綱
  • 妖怪となった鎌

といったように、正体とするものは地域によってバラバラです。

 

しかし現代においては、鎌鼬の正体は「真空」と言われる、強い風、又は衝撃によって発生する空気の刃であるとされています。

 

ですが、この説に関しては真空の刃で傷がつくことは難しく、原因としてはなりにくいとのこと。

 

寒い時期で乾燥している時にかまいたち現象が起きることが多いですが、どういったメカニズムで起きるのかに関しても証明はされていないため、結果的に妖怪のせいにしているという背景もありそうです。

妖怪・鎌鼬は実在するのか?

かまいたちのイラスト画像

鎌鼬は実在するのかということに関しても、最初の方でも言っているのですが、痛みが無く全く気付かない関係で、その姿を見たという人はいません。

 

なので、鎌鼬が実在するのかと言われれば、現段階では「存在していない」というのが答えになってくるでしょう。

 

仮に実在していたとしても、その姿を捕らえるのは難しいうえに防ぐこともまた厳しいと思います。

 

先ほどの説で言えば「暦を踏むことで切られてしまう」というのがあるので、切られたくなければカレンダーを粗末に扱わないようにしたいところですね。

妖怪・鎌鼬はゲゲゲの鬼太郎にも登場する

妖怪・鎌鼬はアニメでも登場する妖怪で、妖怪のアニメで有名な「ゲゲゲの鬼太郎」では2回登場しています。

 

鬼太郎では最初に敵として登場し、この際は「たんたん坊」と「二口女(ふたくちおんな)」の妖怪たちと組んで鬼太郎と戦います。

 

姿としては短髪の口が突き出たような外観で、マントのようなものを纏っています。

 

戦い方として切り裂いたりすることは無く、自身の持つ吸引力を駆使した戦い方となっていました。

 

2回目では鬼太郎の味方として登場しますが、残念ながらあまりいい活躍は出来ず、自身の持っている鎌も切られてしまうという、ちょっと可哀そうな立場となっていました。

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妖怪・鎌鼬が登場するその他のアニメ

テレビとリモコン

先ほどは「ゲゲゲの鬼太郎」で登場する鎌鼬について紹介しました。

 

ですが、鬼太郎以外でも鎌鼬が登場するアニメは複数あり、それは、

  • ドロロンえん魔くん
  • ドラえもん
  • 地獄先生ぬーべー

となります。果たしてこの3つのアニメでは、どのような形で登場するのか、軽く紹介していきます。

「ドロロンえん魔くん」での妖怪・鎌鼬

まず紹介するアニメは「ドロロンえん魔くん」になります。ドロロンえん魔くんは1973年10月4日~1974年3月28日に放映された妖怪系アニメです。

 

このアニメでは第13話に妖怪・鎌鼬が登場し、この時に登場した鎌鼬は人間の魂を狙う妖怪として出ており、3兄弟という構成になっています。

 

これは最初の方でも紹介している、3匹のイタチが連携して傷を付けるという伝承を引き継いでいるものになっていると思われます。

 

戦い方はやはり3匹での連係プレイによるものになるので、この姿がやはりこの時代ではベターだったのかもしれません。

「ドラえもん」での妖怪・鎌鼬

2つ目に紹介するアニメは「ドラえもん」です。

 

人気アニメであるドラえもんでも鎌鼬が登場した回があります。

 

それが「かまいたちのクック」で、のび太が妖怪が存在することをジャイアンやスネ夫たちに証明するためにドラえもんから力を借ります。

 

この時の鎌鼬の姿はピンク色のネズミのような形で登場します。

 

鎌鼬のクックはやはり風を操る力を持っているという描かれ方をしており、この回のクックは

  • しずかちゃんのペットであるインコを風で捕まえる
  • 鬼の集団を鋭いつむじ風で撃退する
  • 大きなつむじ風を作り出して大天狗がいる山の頂上までのび太たちを運ぶ
  • 大天狗が落とした羽団扇をつむじ風で拾い上げて運ぶ

といった活躍を見せていました。

 

ここでは鎌鼬の妖怪の特徴として描かれている「」を駆使して、さまざまな問題を解決に導くという形で描いていましたね。

「地獄先生ぬーべー」での妖怪・鎌鼬

3つ目に紹介するアニメは、妖怪のアニメといえばということで「地獄先生ぬーべー」になります。

 

ぬーべーでは先ほど紹介した「ドロロンえん魔くん」の時と同様で3匹で登場します。

 

しかし唯一違う点として、ドロロンえん魔くんでは三兄弟だったのですが、ぬーべーでは母親・父親・子供の親子という構成になっています。

 

そしてもう一つ違うところとして、親子の中で子供だけが両親より少し強力な妖力を持っている点もあります。

 

ぬーべーでは伝承としてある3匹のそれぞれの役割というものを持っています。

  • 父親が転倒させる
  • 母親が切り付ける
  • 子供が薬を塗る

こんな形でなっています。

 

ストーリーでは、まことくんが子供の鎌鼬を捕まえて飼うことになり、それに対して激怒した両親が無差別に人を切りまくるという行為に走ります。

 

ぬーべーが狂暴化した鎌鼬の両親と戦うのですが、動きが速すぎてなかなか退治できません。

 

子供の鎌鼬が両親に会いたがっていることに気付いたまことくんが、両親の元へ子供を返したことで両親はおとなしくなります。

 

そして子供の鎌鼬は襲われた人達に薬を塗って治療をし、揃った親子は風となって消えていきます。

 

ぬーべーでは、子供を奪われた両親が怒るとどうなるかということを忠実に再現していたと言って良いでしょう。

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まとめ:鎌鼬は謎に満ちた妖怪である

今回は「妖怪・鎌鼬(かまいたち)」について解説をしてきました。

 

冬の乾燥した時期によく切り傷みたいなものがいつの間にか発生して、それを昔の人たちは妖怪である鎌鼬の仕業ではないかと信じていました。

 

地域によって伝承はバラバラであり、

  • 悪神たちによる仕業
  • 飯綱と言われる生き血を吸う狐の仕業
  • 野鎌と言われる葬式や墓場にて長らく放置された鎌が妖怪化したもの

といったものがありました。

 

実際には誰も鎌鼬の姿を見たことが無いので、こういった伝承が各地で出来たのだと思います。

 

痛みもなく全く気付かない切り傷の謎は未だに確かなものはありませんが、いずれ科学の発展が進歩していけば、その謎を解き明かすことが出来る日がやってくるかもしれませんね。

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