日本の怖い妖怪ランキングTOP15!最強最悪の妖怪とはどんな強さかまとめてみた

龍の画像
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日本における妖怪の数は1000種類以上と言われており、様々な種類の妖怪がいます。妖怪は人間にとって脅威の存在であり、実際に恐れる姿を描いている伝承が数多くあります。

 

個人に対して脅威である場合もあれば、国そのものを傾けてしまうほどの恐ろしい妖怪も居たりします。

 

そこで今回は、数多の妖怪の中から特に怖い妖怪だけを厳選し、ランキング形式にてTOP15を発表していきたいと思います。ただし、このランキングは完全に個人の主観が入るため、そのところをご理解頂きつつ見て頂ければ幸いです。

15位:橋姫(他の橋を褒めると怖い神)

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★☆☆☆
危険度 ★★☆☆☆

怖い妖怪ランキング第15位は「橋姫(はしひめ)」です。橋姫は古い橋に居る守護神と言われており、外敵からの侵略を防ぐために橋姫を祀っているところが多いそうです。

 

しかし橋姫は守護神と言われている一方で、自分の橋の上で別の橋のことを評価すると怖い目に合うとされています。つまり、橋姫は嫉妬深い神様でもあるということですね。

 

なぜこういった目に会うのかというと、女性だからというのも確かにありますが、土地神様はもともと別の土地神様を褒めることを嫌うとされているからだそうです。

 

具体的にどういった怖い目にあうのか不明ですが、やはり女性の神様なので、人間と同じように女性を怒らせたら怖いことに間違いは無いですね。世の男性は怒らせることが無いよう気を付けましょう。

14位:山姥(旅人を騙して喰う)

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★☆☆☆
危険度 ★★★☆☆

続いて怖い妖怪ランキング第14位は「山姥(やまうば)です。山姥はその名の通り山に居る妖怪になります。

 

山姥は夜中に行く宛もなく歩く旅人をターゲットにし、綺麗な女性に扮して旅人に対して食事や寝床を提供します。そして、旅人が寝床で熟睡したところを狙って喰ってしまうという恐ろしい妖怪になります。

 

山姥は主に東海道や四国に伝承が残っていて、名称も

  • 「山母」
  • 「山姫」
  • 「山女郎」

と呼ばれており、いずれも若い女性に扮していたと伝えられています。

 

山姥は一般的には旅人を狙って喰う妖怪ですが、実は高知県の場合は家に山姥が住み着くことで、その家に富を与えるという伝承が残っているそうです。

 

故に高知県の家では、山姥を「座敷わらし」のように守護神として信仰しているんだとか。

 

とはいえ、一般的に山姥は旅人や商人たちからしてみれば絶対に出会いたくない、怖い妖怪に変わりはないでしょう。

13位:絡新婦(天井裏に住み着く化け物)

エピソードの恐怖度 ★★☆☆☆
知名度 ★★★★★
危険度 ★★★☆☆

続いて、怖い妖怪ランキング第13位は「絡新婦(にょろうぐも)」になります。絡新婦は「女郎蜘蛛」とも書き、恐らくあまり妖怪について詳しくない方でもこの妖怪の名前に関しては一度は聞いたことがあるかと思います。

 

女性の妖怪で、普段は先程の14位で出てきた「山姥」と同様で貴婦人のような姿をしています。

 

古文の「宿直草」では子供を抱いた女性が若い武士の前に現れて、その武士に子供を抱かせようとしましたが、武士が女性を妖怪と見抜いて刀で斬りつけました。

 

すると女性は天井裏に逃げ込み、翌朝になって天井裏を覗いてみると、そこには大きな女郎蜘蛛が横たわって死んでいました。しかも天井裏には女郎蜘蛛が襲った跡であろう数多の死体が転がっていたという内容が描かれているそうです。

 

その分だけこの女性に引き込まれて、何も気付かずに騙されて喰われてしまった男性たちが多く居たということでしょう。かなり怖い話です。

 

静岡県伊豆市に浄蓮の滝という場所がありますが、ここにも有名な女郎蜘蛛伝説が存在します。

 

この場所に関して詳しく書いた記事があるので、興味のある方は御覧ください。

心霊スポット【静岡】浄蓮の滝は恐怖の伝説より現世に甦る?

12位:濡れ女(牛鬼と組んで襲う恐ろしい妖怪)

エピソードの恐怖度 ★★☆☆☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第12位は「濡れ女(ぬれおんな)」になります。濡れ女は海辺に現れる妖怪で、別の妖怪である「牛鬼」と共に出現すると言われています。

 

濡れ女そのものは人間に対して害を与える訳ではないとされています。しかし、別名「磯女」とも言われており、その美しい外観で男性を射止めてこちらにやってきたところを襲って生き血を吸い尽くしてしまう「吸血鬼」として描かれている伝承もあります。

 

そのためどちらのイメージもあるのですが、一般的には「牛鬼」と共に現れるという伝承の方が有名のようです。

 

この2体が居る時は、まず濡れ女がその場にやってきた男性に対して赤ん坊を抱かせます。そして、その男性が抱いている赤ん坊が大きな石に変わり、その重さで男性は手を動かせなくなってしまいます。

 

その後に男性が動けなくなったところに牛鬼が出現し、動けなくなった男性を襲って喰い尽くしてしまうという連携プレーをしてくるのです。

 

このようなことから濡れ女は、牛鬼の下に仕えているような感じになっていると言えますが、どちらにしろより確実な形で襲われて喰われてしまうので、物凄く厄介な存在に変わりはないと言えるでしょう。

11位:朱の盆(何度も驚かせて死に追いやる化け物)

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★☆☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第11位は「朱の盆(しゅのぼん)」になります。朱の盆は「老媼茶話」と「諸国百物語」に登場する妖怪で、昭和以前までは「朱の盤」、昭和以降で「朱の盆」と呼ばれるようになったそうです。特徴としては、出会うと魂を抜かれてしまうと言われています。

 

主な話としては、山田角之助という若い侍が合津の諏訪の宮に朱の盆が現れたという話を聞き、朱の盆の正体を探るべく向かいました。諏訪の宮に向かう途中にてある侍に出会い、雑談を交えつつ「朱の盆についてそなたはご存じであるか?」と聞きました。

 

するとその侍が「それは、このようなものでござるか?」と言い、見せた顔が

  • 真っ赤
  • 髪の毛は針のように鋭い
  • 額には角が生えている
  • 口は裂けている

といった外見に変わり、驚いた角之助はそのまま失神。失神した角之助は、その後少ししてから復活して再び歩き始めます。

 

しばらく歩いていると一軒の屋敷があり、そこには女性が一人で留守番をしていました。角之助はそこで女性に先ほど出会った化け物に関しての話をします。

 

すると女性は「それは怖い目に遭いましたね。その化け物の姿はこのような感じだったでしょうか?」と言って、先ほどの化け物に変身。角之助は叫びながらその家を飛び出して自分の家に帰ってきたのですが、その100日後に角之助は亡くなってしまったそうです。

 

朱の盆はこの話だけで見ると魂を抜くという感じではないように見えますが、結末として考えれば相手はしばらく経ってから亡くなっているので、ある意味魂を抜くという言葉自体は間違っていないと言えます。

10位:牛鬼(人を食い殺すことが生きがいの妖怪)

牛鬼の像の写真

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第10位は「牛鬼(うしおに・ぎゅうき)」になります。牛鬼は主に浜辺や海岸に現れると言われており、その周辺を歩く人間を襲って食うとのことです。

 

牛鬼の特徴は、頭が牛で首から下は蜘蛛のような外観が一般的です。牛鬼は近畿地方や四国に伝承が多く残っていて、「牛鬼淵」や「牛鬼橋」というような感じで牛鬼という名前が使われている場所が多いです。

 

牛鬼が出現する際は、先ほども紹介していますが「濡れ女」と共闘して確実に人を食い殺すという話が最も有名になります。牛鬼自身も毒を吐くことが出来るとされています。

 

流れとしては、最初に濡れ女が石になる赤ん坊を使ってターゲットを動けなくさせて、その後に牛鬼が現れて毒を吐きかける。そして完全に動けなくなったところを牛鬼が食い殺してしまうのです。

 

しかも牛鬼はもともとの性格が残忍、且つ獰猛な部分があるのですが、何よりも人を食い殺すこと自体を好んでいるというとのことで、非常に恐ろしい妖怪と言えるのではないでしょうか。

9位:大天狗(強力な神通力を持っている天狗)

高尾山の大天狗の像の写真

エピソードの恐怖度 ★★☆☆☆
知名度 ★★★★☆
危険度 ★★★☆☆

続いて、怖い妖怪ランキング第9位は「大天狗(だいてんぐ)」になります。大天狗は伝承において「良い妖怪」と「悪い妖怪」で分かれていて、どちらの見方もできる妖怪になります。

 

大天狗はあなたも知っているような天狗より強い力を持っていると言われており、特徴である鼻は通常の天狗より高く、翼も生えているという話もあります。そして、天狗がもともと持っている神通力もより強力なものになっているとのこと。

 

大天狗が持つ羽団扇には

  • 飛行
  • 縮地
  • 風雨
  • 火災

などの能力が備わっていると言われていて、その羽団扇を持って座るだけで妖怪や魔物を退けることが出来るんだそう。

 

ただ、この羽団扇は火災を強めてしまう力もあることから、天狗が火災を引き起こさせないように封印している場所もあるとのことで、天狗は奇跡を起こすこともできますが、逆に火災を引き起こす災厄として恐れられているところもあるということですね。

8位:海坊主(漁師が恐れる船の破壊者)

海坊主のブロンド像の写真

エピソードの恐怖度 ★★★★☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★☆☆

続いて、怖い妖怪ランキング第8位は「海坊主(うみぼうず)」になります。海坊主はその名の通り海に出現する子供の妖怪なのですが、姿を現すときは巨大な坊主頭が出てくるので非常に怖いと言えます。

 

そしてこの海坊主は船を破壊する妖怪という事で、対処するのが難しいところから海の漁師からは脅威の存在として恐れられています。中には小さな妖怪として群れを成して襲うという話もあり、その際は煙草の煙を利用して漁師は撃退するそうです。

 

海坊主に船を破壊される時の条件は、漁に出た際に海の神様に対して初物を捧げなかったりした場合だそうで、仮に壊されなかったとしても船主を代わりにさらっていくことがあるそうです。

 

いずれにしろ海を航海する漁師たちにとって海坊主は、絶対に遭遇したくない妖怪であると言えるでしょう。

海坊主について詳しく書いている記事はこちら

海坊主は怖い伝説を持つ妖怪!目撃談とその正体とは?

7位:大百足(蛇や竜と対立する巨大な百足)

大百足のイラスト画像

出典:ピクシブ百科事典

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第7位は「大百足(おおむかで)」になります。大百足はそのままですが、巨大な百足であり、蛇や竜と対立する姿が描かれています。

 

この時点で察することが出来るかと思いますが、蛇や竜と対立しているということは、その分だけ妖怪としての力が強いということが分かります。実際に大蛇は大百足に1体1では勝てないという描写がされていたり、竜も大百足に対して恐れて雷を撃ち落とすといった説が存在していたりするのです。

 

しかしこの大百足に唯一勝てた者がおり、それが「藤原秀郷」なのです。秀郷は若い時に大蛇を退治していて、その晩に自身の家に美しい娘がやってきて「三上山に山を七巻き半するぐらいの大百足が現れて困っている」と秀郷に相談してきました。

 

秀郷はこれを承知して大百足の居座る三上山へと向かいました。そしてそこには、娘が言っていたように大百足が巻き付いていたのです。秀郷は弓矢を引っ提げて大百足に対して矢を放ちます。しかし放った矢は弾かれて大百足に傷をつけることが出来ません。

 

何度も矢を放ちながらも結局傷を付けられず、ついに最後の矢になってしまいます。この時に秀郷は百足は人間の唾が嫌いであることを思い出し、唾を矢に吹きかけて神に祈りを捧げ、最後の矢を放ちました。

 

そしてその矢は大百足の脳に突き刺さって大百足は絶命。死ぬ間際に「俺は七巻き半、奴は八巻き」と言い残したそう。

 

大百足は藤原秀郷に討伐されたものの、それまでは大蛇や竜が相手でも全く引けを取らないほどの強さを誇っていたことは伝承としてあるため、この現代にもし大百足が現れるものならば、人類に勝ち目は無いでしょうね。

6位:土蜘蛛(様々な怪異を仕掛けてくる巨大な蜘蛛)

エピソードの恐怖度 ★★★★☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第6位は「土蜘蛛(つちぐも)」になります。土蜘蛛は「平家物語の剣巻」や14世紀頃に作られた「土蜘蛛草紙」の書物に描かれている妖怪になります。

 

土蜘蛛草紙に描かれているものとしては、源頼光が家来を連れて京都にある洛外北山に向かっていた際に、空を飛ぶ謎の髑髏を発見します。その髑髏の行方を追っていたところ、とある古びた屋敷に到着して調査したのですが、その際に異形の妖怪たちが頼光一行に襲い掛かります。

 

なんとか苦しみながらも妖怪たちを撃退したのですが、夜が更けて朝になった時に美女が現れて目くらましを仕掛けてきました。頼光はその美女に対して刀で斬りつけたところ、女は姿を消して血痕が残ったので、その血痕を辿ってみました。

 

すると山奥にある洞窟に到着したのですが、そこには巨大な山蜘蛛が。その巨大な蜘蛛が今までの怪異の正体であると分かった頼光らはその山蜘蛛と対峙します。激闘の末に山蜘蛛の首を跳ねることに成功したところ、首を跳ねた腹の中から1990体の人間の首が出てきたんだそうです。

 

並大抵の数ではない犠牲者がいた訳ですが、その山蜘蛛はどういった方法で襲って人間を喰ったのでしょうか。

 

平家物語で出てくる話の場合では、頼光が病に冒されて病床についていた際に、約2.1メートルの大きな僧が現れて糸を頼光に投げて絡めとろうとします。しかし病気で動けないはずの頼光は自身の持つ名刀「膝丸」にて僧を斬りつけました。

 

僧が流した血痕を追っていくと、先ほどの「山蜘蛛草紙」と同じように巨大な山蜘蛛が居る塚へと到着します。この話から考えるに、恐らく山蜘蛛が仕掛けた怪異で苦しみ、そこへ怪僧を使って糸で絡めとり、最後に山蜘蛛がターゲットを喰ってしまうといったやり方だったのではないかと推測できます。

 

いずれにしろ様々な怪異や術を使ってくる土蜘蛛は、普通の人間には全く太刀打ちできない脅威の存在であると言えるのではないでしょうか。

5位:龍(強大な力を持つ伝説上の生物)

エピソードの恐怖度 ★★★☆☆
知名度 ★★★★★
危険度 ★★★★☆

ここからはいよいよTOP5に入ってきます。まず怖い妖怪ランキング第5位に紹介する妖怪は「龍(りゅう)」になります。龍はそのままの姿で見られがちですが、実際は様々な生物が合体したかのような外観になっています。それが、

  • 頭:駱駝
  • 角:鹿
  • 眼:鬼
  • 耳:牛
  • 腹:大蛇
  • 鱗:鯉
  • 爪:鷹
  • 掌:虎

の組み合わせになっていると言われています。喉の下に一枚だけ「逆鱗」と言われる鱗があるのですが、この部分に触れられることを嫌い、もし触れたものなら激怒して人間を殺してしまうんだとか。

 

中国の龍は神獣として扱われており、水中または地中にいるとされています。龍が鳴くことによって嵐を呼んだり、龍自身が竜巻となって天空に昇る、といった伝説があります。

 

日本では蛇の神を信仰している地域がありますが、日本の龍の場合はその蛇の神と龍を融合して作ったとされていて、八岐大蛇はそのうちの一つとして見られているそうです。日本でも中国の龍と同様に嵐を呼んだり、怒らせた際は洪水や雷を落とすなど、非常に強い力を持っているといって良いでしょう。

4位:がしゃどくろ(死者の怨念が集まった妖怪)

エピソードの恐怖度 ★★★★☆
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★★

続いて、怖い妖怪ランキング第4位は「がしゃどくろ」になります。このがしゃどくろの一番の特徴は、数多の死者の怨念が集まって出来た妖怪であるという事。その大きさは半端なく巨大で、夜中にカチカチと音を立てながら生きている人間を襲うとされている妖怪です。

 

もしがしゃどくろに見つかったものなら、その腕で握りつぶされて喰われるとのこと。がしゃどくろの場合は生きている人間そのものに対して非常に強い恨みを持ち、とにかく生きている人間がいれば片っ端から無差別に襲って喰う性質を持つため、とにかく出会ってはいけない妖怪ですね。

 

ただ、一応このがしゃどくろは昭和中期に創作された妖怪なので、このタイプのがしゃどくろは居ないとのことです。なので安心して良いのですが、もしこのがしゃどくろが現れた時が来るのであれば、「夜中に出歩かない」以外の対策は無いと言えるので、非常に怖い妖怪ですね。

3位:九尾の狐(国そのものを揺るがす存在)

エピソードの恐怖度 ★★★★☆
知名度 ★★★★★
危険度 ★★☆☆☆

いよいよここからTOP3です。第3位に紹介する怖い妖怪は「九尾の狐(きゅうびのきつね)」になります。九尾の狐は日本では「玉藻前」、中国では「妲己」に姿を変えて国を傾けさせたという怖い妖怪です。

 

特徴は名前にもありますが、9本の尻尾を持つ狐ですね。中国では神獣とされていたり、日本でも神様として扱われています。

 

日本では玉藻前という美人に変身し、平安時代の鳥羽上皇に仕えて悪事を働こうとしていました。しかし、陰陽師である安倍泰成に見破られて逃走し、泰成の持つ鏡によって空を飛んでいた九尾の狐は落下。そしてそこにいた軍勢によって討伐されます。

 

ですが、九尾の狐は討伐された際に殺生石という石となって、硫化水素や炭酸ガスを出して被害を及ぼしたと言われています。そしてその「殺生石」が現在栃木県に存在しており、今でも状況が変わっていないとか。

 

中国では「妲己」という、殷王朝末期の帝辛の妃に化けて国そのものを傾けさせたとされていて、その悪名高さは半端じゃありません。力そのものは強くないですが、個人ではなく国そのものを傾けさせたことと、日本での場合は殺生石となって今でも硫化水素や炭酸ガスを出して被害を出していると言われていることから影響力はかなりのものであると考え、3位とさせて頂きました。

九尾の能力について詳しく解説している記事はこちら

【最強】妖狐である九尾の狐が持つ能力とは?その伝説と妖狐の種類も徹底解説します

2位:崇徳天皇(怨霊と化して国に災いをもたらした元天皇)

エピソードの恐怖度 ★★★★★
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆

続いて、怖い妖怪ランキング第2位は「崇徳天皇(すとくてんのう)」になります。崇徳天皇は日本の第75代天皇で先ほど「九尾の狐」にて出てきた「鳥羽天皇」の第一皇子です。

 

崇徳天皇は現代まで語り継がれている「日本三大怨霊」の一人として有名になっており、怨霊としての力が非常に強かった人物になります。崇徳天皇は1156年に起きた保元の乱の後に「上皇左府同心して軍を発し、国家を傾け奉らんと欲す」という噂が流れて、後白河天皇方の指示で動いた平清盛によって自身が居る白河北殿に夜襲を仕掛けられます。

 

その後に東山の如意山に崇徳天皇は逃れましたが、そこで投降することを決意して同母弟の覚性入道親王(かくしょうにゅうどうしんのう)に取り成しを依頼。しかしこの依頼は断られ、最終的には鳥羽から讃岐国へと配流されてしまいます。

 

讃岐国へ送られた崇徳天皇は、そこで戦死者の供養と自身の反省を書いた写本を朝廷に送ったのですが、後白河院は「呪詛が込められているのではないか」と疑ってこれを拒否、写本をそのまま返されてしまいます。これに崇徳天皇は激怒して舌を嚙みちぎり、写本に「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」と自身の血で書きました。

 

その後は二度と京に帰ることは出来ずに46歳で亡くなります。ですが、崇徳天皇が亡くなったのちに、恐ろしい事件が起きるようになります。主な内容としては、

  • 1176年に「建春門院」「高松院」「六条院」「九条院」が相次いで亡くなる
  • 1177年に平安京内で大火事が起きる
  • 同年に平家打倒の陰謀事件である「鹿ケ谷の陰謀」が起きる

などといった国の状態そのものが悪化する事件が立て続けに起き、精神的に追い詰められた後白河院は崇徳天皇の怨霊を沈めるため、保元の宣明をやめたり、讃岐院の院号を崇徳院に改めるなどを試みました。

 

このことを考えると崇徳天皇が受けた仕打ちは非常に強い呪いとなって後白河院に返り、崇徳天皇の怨念を沈めるために様々な対策をしなければならなくなった後白河院のことを考えると、とにかく恐ろしいとしか言いようがありません。

 

あなたも誰かに恨まれることが無いように、自身の行動を振り返ってみたりして良い関係を築くよう努めることを勧めます。

1位:輪入道(目が合った者すべてに死を与える妖怪)

エピソードの恐怖度 ★★★★★
知名度 ★★★☆☆
危険度 ★★★★★

怖い妖怪ランキングの第1位を飾るのは「輪入道(わにゅうどう)になります。輪入道は炎に包まれた車輪に男の顔が付いている妖怪で、この輪入道は他の妖怪たちとは段違いの怖さを持ちます。

 

その理由は、今まで紹介してきた妖怪たちも確かに力は強いですが、喰われたりするまでに必ずステップがあったり、一枚二枚挟んでから確実に殺していくような方法だったのです。しかしこの輪入道はそういったステップは一切無く、自身と出会い、目が合った者の魂をその瞬間に抜いてしまうんですね。

 

つまり、出会ってからの場合だといかなる方法も通用しないということ。出会ったその瞬間に終わりなので、出会うこと自体を避けないといけないワケですね。

 

輪入道が現れるのは夕方の時と言われており、下町から山の方へと一気に駆け上るんだそうです。この時輪入道の存在を知っている人間は、その姿が怖くて見ることが出来ないので、どういった外観なのか詳しくは分からないとのこと。ただ、見た瞬間に魂を抜かれるのでどちらにしても無理だと思いますが。

 

そんな輪入道ですが、唯一弱点があるそうで、それは【『此所勝母の里』と書いた呪符を家の出入り口に貼る事で輪入道は近づけなくなる】というものです。なぜこの言葉が輪入道に有効なのか不明ですが、輪入道がやってくるときは必ずこの呪符を貼って対策するようです。

 

ちなみに輪入道と酷似した妖怪で「片輪車」がいますが、これも外観が輪入道とほぼ同じで、顔が女性になっているというのが特徴。片輪車の場合は魂は抜かないですが、代わりに子供の股から引きちぎった片足を咥えて走っているというのがあり、これはこれで恐ろしい。

 

もともとは輪入道と片輪車は同じものだったそうで、片輪車が1677年刊行の「諸国百物語」で先に登場し、そこで書かれている片輪車を参考にして輪入道が描かれ「今昔画図続百鬼」にて片輪車と別々で描かれたようです。

 

輪入道は他の妖怪と違って出会った瞬間にあの世行きとなる妖怪なので、段違いの怖さというところから1位とさせていただきました。

まとめ:どれも出会うことだけは避けたい怖い妖怪たち

今回は「怖い妖怪ランキング」のTOP15を個人の主観にて紹介してきました。どの妖怪も人を惑わしてきたり、国を傾けさせるほどの力を持っていたりなど、力そのものが強い妖怪たちばかりでした。

 

この現代において妖怪に出会うことは無いでしょうが、仮にすべての妖怪がこの世に存在しているのであれば、今回紹介した妖怪たちとは少なくとも絶対に出会いたくないですね。

 

ただ、色んな地方に行けば様々な妖怪の伝承が残っているので、気になる妖怪がいるのであれば旅行ついでに行ってみてはどうでしょうか。

 

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