ぬらりひょんとはどんな妖怪?頭の謎とその能力とは?強さはアニメでは最強?

日本の妖怪の中で「ぬらりひょん」と呼ばれる妖怪がいます。
ぬらりひょんは「ゲゲゲの鬼太郎」その他アニメや漫画に登場するので知っている方も多いと思います。
ぬらりひょんは妖怪、または百鬼夜行の総大将とも呼ばれており、ぬらりひょんは妖怪としての力が強いとされています。
そこで今回は、この「ぬらりひょん」がそもそもどんな妖怪なのか、能力や頭の形に関しての話と共に解説していきたいと思います。
また、ぬらりひょんが登場するアニメや漫画でのその強さについても語っていきたいと思います。
ぬらりひょんが出てくる日本の実写映画をこちらで紹介しています。
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目次
ぬらりひょんとはどんな妖怪か?
出典:Wikipedia
「ぬらりひょん」は江戸時代の妖怪画に出てくる妖怪ですが、多くの謎があると言われています。
ぬらりひょんは漢字で書くと「滑瓢」となり、つかみどころがなく姿を現す時は神出鬼没なため、何をしたいのかがよく分からない、そんな妖怪になります。
実際に様々な妖怪画で描かれてはいるものの、解説文が無いために「何の妖怪なのか」ということ自体が不明とのこと。
ちなみに秋田県にある伝承では、百鬼夜行(数多の鬼たちが夜に連なって行進することを言います)の一員であると伝わっています。
外見として語られているのは、
- 後頭部が突き出たはげ頭
- 着物を着ている
- のっぺらぼうのように目や口がない
などがあります。
ぬらりひょんの頭の形に関してはのちほど触れていきます。
妖怪であるぬらりひょんが持つ能力とは?
謎が多いそんな「ぬらりひょん」ですが、ぬらりひょんはどういった能力を持っているのでしょうか。
ぬらりひょんはあくまでも現代においての話になりますが、夕方時に忙しく動いている家があった場合に、その家へどこからともなくやってきてお茶を飲んでいたり煙草を吸っていたりすると言われています。
普通に考えれば、自分の家に見知らぬ人間が居れば不法侵入とかになって大騒ぎするところです。
しかし、ぬらりひょんはこのようにして家に上がり込んでいたとしても、まるでその家の住人のように振る舞うので、誰もその違和感に気付かないんだそうです。
「ゲゲゲの鬼太郎」においてもその力は発揮されており、自身の姿を一瞬にして消したり、まるで幽霊のように鬼太郎の背後にいつの間にか居るなど、油断が全くできない妖怪となっています。
ぬらりひょんは妖怪として実際に強いのか?
「ぬらりひょん」の神出鬼没なところというのは現代になってから認知されたことですが、実際にぬらりひょんが強いかどうかという話になると思います。
あくまでもゲゲゲの鬼太郎での話になりますが、正直強いというよりも、基本的に狡猾で姑息な手を使いまくったり、仲間すらも騙して利用するなどの面があるので、強いというより「セコい」が正しい気がします。
ただ、のちほど紹介しますが、ゲゲゲの鬼太郎でのぬらりひょんは様々な技を使うので、戦闘能力自体は高いと思われます。
ぬらりひょんはなぜ妖怪または百鬼夜行の総大将と呼ばれているの?
「ぬらりひょん」は一般において「妖怪の総大将」または「百鬼夜行の総大将」と呼ばれています。
しかし、これらはいつから言われるようになり、なぜこのような呼ばれ方をするのか疑問に思う方がいると思います。
これに関しては、実は昭和以降になってからであり、その前までは総大将の「そ」の字もなかったのです。
ではなぜ昭和以降に言われるようになったかというと、これが実は「ゲゲゲの鬼太郎」による影響が最も大きく、ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる氏がぬらりひょんを「総大将」という設定にしたからなのです。
そして、ぬらりひょんが百鬼夜行の一員という伝承がある関係で、必然的に「百鬼夜行の総大将」という形で言われるようになったのではないかと思います。
妖怪であるぬらりひょんのあの頭の形は何なのか?
「ぬらりひょん」の最大の特徴は後頭部が後ろに突き出た頭(エイリアンみたいな頭)ですが、なぜあのような形になっているのでしょうか。
これに関してはぬらりひょんの正体に関わってくるのですが、伝承の一つにカツオノエボシやタコクラゲのいったクラゲやタコを妖怪視してしまったようなことがあり、これが結果的にぬらりひょんの頭の形に繋がったのではないかと。
実際に「ゲゲゲの鬼太郎」で妖怪研究家の京極夏彦氏がゲスト参加で脚本を書いたときに、アニメ版の第4作101話にてぬらりひょんを本来の姿はタコであるとしていました。
ゲゲゲの鬼太郎でぬらりひょんと一緒にいる妖怪とは?
ゲゲゲの鬼太郎第76話
— 放浪のゲタロー (@o_ro_ro_n24) October 6, 2019
「ぬらりひょんの野望」からぬらりひょんと朱の盆の墨絵を😄
「鬼太郎くん…貴方のやり方は手緩いんです…人間と妖怪の共存なんてあり得ないんですよ…」#ゲゲゲの鬼太郎 #墨絵 pic.twitter.com/cTLvUcwamC
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「ぬらりひょん」は1人ではなく常に赤い顔をした妖怪と共に行動しています。
この妖怪は「朱の盆」と言い、ゲゲゲの鬼太郎の第3期からぬらりひょんの部下として働いている妖怪です。
彼自身は実力が低いものの、ぬらりひょんの部下としては最古参となり、期を跨ぐごとに戦闘力は高くなっていきます。
実際に妖怪としての朱の盆は、人間を驚かせてその後に死なせてしまうという妖怪で、実はかなり怖かったりします。
アニメに登場するぬらりひょんの強さは最強?
ぬらりひょんは「ゲゲゲの鬼太郎」含め様々な漫画に出演しており、基本的にどの漫画においても「ぬらりひょん」はラスボス、または非常に強い存在として描かれています。
そこで、ここでは各漫画にて登場するぬらりひょんの強さについて触れていきたいと思います。
ぬらりひょんの孫においてのぬらりひょんの強さ
出典:ピクシブ百科事典
まず最初に紹介するのは「ぬらりひょんの孫」になります。
ぬらりひょんの孫では、主人公が奴良リクオなのですが、そのリクオの祖父がぬらりひょんとなっており、関東妖怪総元締「奴良組」の初代組長という立ち位置になっています。
ぬらりひょん自体は昔「闇世界の主」と呼ばれるほどの悪行をしまくっていた経緯があるのですが、その実力は主人公のリクオをはるかに超える戦闘力を持っています。
技に関しても、
- 明鏡止水「桜」➔妖銘酒を浴びせて焼き尽くす
- 真・明鏡止水➔相手に認識されなくなる
- 真・鏡花水月➔幻影を作って相手を惑わす
があり、他にも自身を若い頃の状態に戻す能力があるなど、初代組長にふさわしい能力を持っていると言えるでしょう。
ゲゲゲの鬼太郎においてのぬらりひょんの強さ
出典:ピクシブ百科事典
次に紹介するのは、先ほどから何度も出てきている「ゲゲゲの鬼太郎」になります。
「妖怪の総大将」という印象を植え付けた一番の理由となっている漫画ですが、ゲゲゲの鬼太郎においては何度も鬼太郎と対戦し、最終的にはラスボスとして登場しています。
ゲゲゲの鬼太郎においてのぬらりひょんが使用する技は、
- 爆弾
- 幻術
- 気配を消す
- 魂を抜き取る
- 剣術
- 変身
- 念力爆弾
- 遠隔視
- 巨大化
- 電撃
- 妖怪香炉
- 鉄の爪
- 見上げ入道
- 妖魔城の銅鏡
- コンクリート
- 棍棒
といったように、ありとあらゆる技を敵として出てくる度に使用されてきました。技のレパートリー的に見ても、相当な実力を持っていることが分かります。
そして先ほども紹介したように、性格がもともと他者を利用する狡猾さを持っているため、悪という意味でもラスボスにふさわしい存在だと言えるでしょう。
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出典:ピクシブ百科事典
最後に紹介するのは「GANTZ」になります。GANTZは漫画家である奥浩哉氏が手掛けるSF漫画で、2000年7月13日から2013年6月20日まで連載されていた作品です。
その中でぬらりひょんは妖怪の宇宙人のボスとして登場し、常に犬神と天狗と共に行動しているという設定になっています。
ぬらりひょんは恐ろしいほどの戦闘力を持っており、作中でも最強と言われるほどで、最大の特徴は10個の形態に変身できるという点で、最終形態においてはGANTZのメンバーのほぼすべてを倒しています。
ぬらりひょんは戦闘力もそうですが、どんな攻撃を受けようが肉片が僅かでも残っていれば再生が出来てしまうという能力まで持ち合わせているため、非常に厄介な存在と言えるでしょう。
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U-NEXTの公式サイトはこちら>>まとめ:ぬらりひょんはゲゲゲの鬼太郎による影響が大きい妖怪
今回は妖怪である「ぬらりひょん」についての記事を書いてきました。
ぬらりひょんは謎に包まれた妖怪で、妖怪の総大将などと呼ばれていますが、これに関してはゲゲゲの鬼太郎による影響が最も大きいとされています。
また、ぬらりひょんが登場する作品においてはぬらりひょんの強さがどれも光っており、これも妖怪の総大将というところからの影響ではないかと思います。
しかし、ぬらりひょんは誰にもバレずに人の家に勝手にあがりこんでそこの家の主のようにふるまいながらお茶を飲んだり煙草を吸っているという妖怪なので、仮に現実に居るとしたら正直めんどくさい妖怪だと言えるでしょう。
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日本の妖怪映画を紹介している記事はこちら
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