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リングの貞子のモデルは誰?超能力者の実験の被験者として参加した後の結末とは?

テレビ画面から出てくる貞子のイメージ画像

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日本のホラー映画の中で最も知られていると言っても過言ではない「リング」。

 

この映画の「リング」では、貞子という人物が井戸から這い出てくるシーンが流れる「呪いのビデオ」を見てしまうことによって、モニター画面から貞子が出てきて強烈な呪いを掛けられ、様々な形で観た人が死んでしまうという映画です。

 

そんな恐ろしい映画「リング」に登場する貞子ですが、実はこの貞子にはモデルとなった人物がおり、リングの話の元となった「千里眼事件」という事件から映画の構想が生まれました。

 

そこで今回は、貞子のモデルとなった人物の解説を中心に、映画の元となった「千里眼事件」について詳しく解説していきたいと思います。

 

また、最後に「リング」で登場する井戸はどこをモデルにしているのか気になる方もいらっしゃると思いますので、その部分についても軽く紹介していきたいと思います。

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映画「リング」の貞子のモデルとなった人物とは?

モデルとして確定している訳ではありませんが、今のところ「リング」の貞子のモデルとなった人物は「高橋貞子氏」と言われています。高橋貞子氏は後に紹介する「御船千鶴子氏」と「長尾郁子氏」と並んで超能力者と言われています。

 

しかし、上記の2人に比べて情報量が少なく謎が多い人物で、最終的にいつ亡くなったのか不明となっています。

 

高橋貞子氏の夫は高橋宮二氏で、夫は超能力の専門家ではありませんでしたが、「精神修養」と言われる精神の乱れを無くして常に安定した精神を保つ呼吸法を研究。

 

これに貞子氏はならって学んだところ、少ない期間でその技術を習得したため、宮二氏は貞子氏に眠る霊的能力が高いのではないかと思ったそうです。

 

映画の貞子もまた超能力を使う幽霊という設定となっており、且つ名前も山村貞子であることから高橋貞子氏がモデルであるとされているといったところです。

貞子の母親である山村志津子のモデルとなった人物「御船千鶴子」

映画「リング」に登場する貞子には母親が出ており、それが山村志津子です。この山村志津子は映画内で超能力実験を行うシーンが実際に出てきますが、モデルとなっているのは先ほども出てきた「御船千鶴子氏」と言われています。

 

山村志津子の夫も井熊平八郎という教授で、これはのちに紹介する「千里眼事件」で登場する超心理学者「福来友吉氏」がモデルとされています。

 

しかし、映画の中では山村志津子と井熊平八郎は夫婦となっていますが、実際は映画の設定上そうなっているだけで、福来友吉氏は学者で御船千鶴子氏はその福来氏の超能力実験の被験者という関係だけです。

 

御船氏はもともと難聴を持っており、繊細な感受性と豊かな情緒性を持っていたとされています。

 

故に、逆に第六感が必然的に優れていたのかもしれませんね。

 

ちなみに御船千鶴子氏のお墓は、熊本県宇城市不知火町にあるとのこと。しかし、そのお墓がある場所は非常に分かりづらく、目印は地蔵公園というところのようです。

 

探そうと思ったらかなり苦労することになるかもしれません。

映画「リング」は「千里眼事件」という超能力実験の話を元に作られている

「千里眼事件」とは明治時代の末に起きた騒動で、「念写」「千里眼」の能力を持つ御船千鶴子氏や長尾郁子氏、そして超心理学者であった福来友吉氏などが関わった事件になります。そして、映画「リング」の題材となった事件でもあります。

 

ここからはこの「千里眼事件」について詳しく解説していきます。

 

明治42年~44年に掛けてその事件は発生しました。御船千鶴子氏がその「念写」「千里眼」の能力に目覚めたのは明治42年で、そのきっかけ、見出だしたのは千鶴子氏の義兄である「清原猛雄氏」です。

 

明治42年8月14日に発行された「東京朝日新聞」で千鶴子氏を取り上げ、これがきっかけとなり千鶴子氏を始めとした超能力を持つ人間たちが台頭することとなりました。

 

明治43年に京都帝国大学の学者である今村新吉氏と当時東京帝国大学の超心理学者であった福来友吉が、カードを使った透視実験を行い、成功、失敗を繰り返しながらもその結果にて一躍脚光を浴びるようになりました。

試験物すり替え事件によって「千里眼能力」の答えが出せなくなる

同年9月14日以降、御船千鶴子氏や長尾郁子氏と共に福来たちは、当時の多くの学者、ジャーナリストを集めて公開実験をしました。

 

しかし、この実験を行う際に千鶴子氏は「千里眼」の透視実験で拝見していた学者たちからは手元が見えないような、背を向けた形で行っていました。そのため、その実験に対する様々な疑惑が出てきてしまったのです。

 

その時の汚名を返上するため、人数を制限した形で再度公開実験を行い、実験の内容も千鶴子氏が得意とする方法でやって成果をしっかり出しました。しかし、前回の事件のこともあり、参加していた学者たちはその能力を認めることはなかったのです。

 

そして、当時の疑惑を取り除くことが出来なかったこともあり、最終的には千鶴子氏は明治44年1月19日に服毒自殺にて亡くなってしまいます。

長尾郁子氏の台頭によって再び注目が集まることになる

長尾郁子氏はその超能力が世間に広まる前、地震などの災害を予言し的中をさせるということをしてきていたりして、これによって周りの人間たちから注目を浴びることになりました。

 

その頃が先ほどの御船千鶴子氏の実験に関する報道が流れていた時期で、この報道を知った郁子氏は超能力を持つ人間として名乗りをあげます。

 

そして、実験を行ったところ成功したということで、この成功が福来友吉氏に届くことになり、福来氏と今村新吉氏が郁子氏に対して実験を行います。それが明治43年11月12日の時の話しになります。

 

千鶴子氏の場合はカードを用いた透視実験を行っていましたが、一方で郁子氏は目の前に相手が居る状態で透視を行って成功させました。さらに実験方法も千鶴子氏とは違っており、それが俗に言う「念写」で、福来氏があらかじめ用意しておいた文字を念写させることに成功したのです。

様々なアクシデントによって長尾郁子氏に対しても疑惑が持ち上がる

この成功によって福来氏は郁子氏をメインにして念写の実験を行っていくことに。しかし、その後公開実験は続いていったものの

  • 東京帝国大学の学者である藤教篤氏が実験で使う乾板を入れ忘れる
  • 東京帝国大学の元総長である山川健次郎氏が同席した実験で、山川氏が背を向けた状態で書いた文字を透視出来なかった
  • 一回開けたら分かるように細工しておいた透視用の封筒があり、この封筒に開封されたような跡があった

などのことが起き、郁子氏の透視能力に対して疑惑を持たれることになってしまいました。

 

その後明治44年1月12日の実験で妨害行為があったとして郁子氏と深い関係にあった催眠術師の横瀬琢之氏の名前が挙がり、本来であれば「念写」に関しての議論がされるべきだったのですが、それは二の次となって郁子氏と横瀬氏の不倫疑惑の方が持ち上がってしまうという結果に。

 

そして郁子氏の「千里眼」「念写」の真相が開かされることが無いまま、郁子氏は同年2月26日に病で亡くなります。

研究学者たちが一方的な終結宣言をしたことで事件は幕を下ろした

郁子氏が亡くなったのち、マスコミは郁子氏の病死を長尾家に対しての非難材料として扱い、山川健次郎氏たちは「千里眼」「念写」を「手品の一つに過ぎない」として結論を出しました。

 

この結論を出したことで、メディアが関わった学者たちに対して攻撃を行い、この圧力に負けた研究者たちは「千里眼は科学にあらず」と手のひらを反すようにしてコメント。これによって2年以上にのぼる今回の事件に幕を下ろすこととなります。

 

以降も各地から「千里眼」の能力者たちが名乗りを上げたのですが、今回の一連の騒動によって他の能力者たちに対して「ペテン師」というレッテルを貼られてしまい、その能力を見せる機会は全くありませんでした。

 

今回の超能力実験の立役者であった福来友吉氏は、結果として「イカサマ師」「偽科学者」と言われるようになり、福来氏は東京帝国大学を辞職しました。

 

その後に冒頭で紹介した高橋貞子氏が表に出るようになって実験も行ったのですが、それは公開実験ではなく研究という中でしか行われなかったようです。福来氏は「千里眼」の実験は実証できないというような言葉を残し、「千里眼」「念写」の能力をオカルト方面へと向かわせたんだとか。

 

ちなみに福来氏の記念館である「飛騨福来心理学研究所」が、岐阜県高山市国府町にあります。もともとは高山市堀端町にあったそうですが、ある時期を境にして資料を全てこの飛騨福来心理学研究所に移したそうです。興味のある方は訪れてみてはどうでしょうか。

 

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リングのモデルとなった井戸とはどこなのか?

映画「リング」の登場人物である山村貞子やその母親の志津子たちにはそれぞれモデルが居ることを話してきました。一方でリングに出てくる井戸。これにも一応モデルがあるそうなのですが、原作者である「鈴木光司氏」からは特に公表はありません。恐らく公表すると別でトラブルが発生することが考えられることから、あえて公表していない可能性が高いと思われます。

 

一応現時点で最もモデルに近いとされているのが「佐白山」です。なぜ佐白山にある井戸がモデルと睨まれているかというと、リングで貞子は井戸から這い出てきてこちらに向かってくるワケですが、佐白山では昔にある女性が暴行を受けて井戸へと投げ込まれて亡くなったという噂があるのです。

 

これが事実か否かは不明ですが、モデルと言われる原因がこの噂から来ているのは間違いないかと思います。とはいえ鈴木光司氏が場所を公表していない以上は、その疑問が解決されることは無いでしょう。

 

まとめ

今回は映画「リング」に登場する山村貞子のモデルになったとされている人物と、リングの話の元となった「千里眼事件」について解説してきました。

 

山村貞子のモデルとされている人物は「高橋貞子氏」で、その母親である山村志津子は「御船志津子氏」と紹介しました。高橋貞子氏は御船千鶴子氏や長尾郁子氏と同等の「千里眼」の能力を持っているとされていますが、実際のその能力は貞子氏に関する資料が少なく、判定することが出来ません。

 

一方で千鶴子氏や郁子氏の「千里眼」「念写」能力は本物であるとされて、福来友吉氏や今村新吉氏の公開実験にて証明しようとしました。しかし、様々な疑惑やアクシデントによって最終的に超能力の真為は不明として明かされることはありませんでした。

 

結果として千鶴子氏は服毒自殺をして亡くなり、郁子氏もまた40歳で病に罹り亡くなります。ですが、一連の騒動もあって亡くなった後でも2人やその家族に対してのマスコミによる批判は絶えず、いくら超能力の真為が証明できなかったからといってやり過ぎ感は否めません。

 

福来氏もまた「イカサマ師」「偽科学者」と言われて大学を辞職せざるを得ませんでした。そして福来氏は辞職後「千里眼」「念写」の超能力を実証できないとして、オカルティズムの方面へ走らせ、「心霊と神秘世界」という本を出版するに至りました。

 

その他リングに登場する山村貞子たちのモデルだけでなく、貞子が登場する井戸のモデルについても軽く触れさせていただきました。

 

原作者である鈴木光司氏が公表していないためあくまでも一説ではありますが、一番近いモデルは佐白山にある井戸とされています。ここでは噂として暴行された女性がこの井戸に捨てられた話があることから、井戸から貞子が這い出てくるシーンにマッチしているとして一番近いとされたのだと推測します。

 

いずれにしろ、貞子のモデルは高橋貞子氏としながらも実際のところは不明ではありますが、リングの話の元になったのは「千里眼事件」で間違いありません。「千里眼」「念写」の超能力の証明が果たしてされる時があるのか、今後も色んな形で注目され続けていくことになるでしょう。

 

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